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26 posts from 2007年1 月

2007-01-20

春の訪れ

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 今日は大寒だというのに、暖冬のおかげで例年より早い春の訪れを感じます。

 雪が溶けかけて顔を出す「ばっけ」ですが、今季は雪がないのですぐ見つかります。さっそく天婦羅にして早春の味を満喫しました。採れたてでも先っぽが茶色なのはアクが強いからで、表皮はあっという間に紫色を帯びて枯れた感じになります。それを剥いでしまうとちっちゃくなるので残しました。見た目より大きさ、もったいない精神が頭をもたげましてね(笑)。

 ばっけの隣は「矢越カブ」です。変わった食感を楽しめました。

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 そして定番のばっけ味噌。いつも真っ黒になって、きれいな色が出ません。それが農家の嫁の事件簿AKIさんの「冬バッケ」で納得しました。アクが出ないうちに手早く混ぜて上手く出来ました。

 遅い正月休みで帰省中のコーちゃん!「おみやげで持ってってネ。」

seiko

2007-01-19

亥年の珍味・魚編その2

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 ようこそ店米山武へ。昨日やって来たメカブさんとカレイ君です。この辺では「ドレイガレイ」といい、柳カレイや真カレイと違って脂っこいためでしょうか。アブラボウのように、あまり良しとしない部類だそうです。

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 ひっくり返したら、カレイ君は半分食べられていました。おすそ分けの張本人は、

 「刺身でうんめがったぜ~。食ってみらいン」だって。

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 暗い写真で昨夜の残りみたいですが、実際は脂がピカピカを通り越してビガビガ。わさびが効かなくて、醤油に油膜が張るほどの脂。いけますねぇ。

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 そして、京風にいえば「ワカメと炊いたん」です。このカレイの特徴は煮ると身が崩れること、焼くにはひと塩ふって干してからでないとなりません。

 20年ぐらい前、キヨエぴーちゃんとタケズロおじさんの会話。

 「昔覚えにドレイとワカメの煮だやづ食ってみでぇなぁ。」

 「ほんだなぁ、今時あんなの食う奴いねぇもんなぁ。」

 姉弟が80年前の懐かしい味をしみじみ語っていたのを思い出して、うろ覚えながらやってみました。今で計算すると100年前になるんですね。

 あ~あ、今では珍しい食材のひとつですよ。存命中にちゃんと聞いておけばよかった!

seiko

2007-01-18

朝の気仙沼湾

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 数日前の朝、近海マグロ船の仕込みを手伝いに商工岸壁へ。

 いつもなら北西から「室根おろし」と呼ばれる冷たい風が吹いて、身震いしながら作業するのに暖冬のお陰で大助かりです。ただ、満潮だったので船縁まで持ち上げるの大変だ~と思っていたら、コック長さんが船上からえいっ!と引っ張っていただいて、わたしは思ったより楽チン作業でした。

 fumihideはその後、船の倉庫まで下ろす作業がありますが、わたしは自由時間。

 何かいい記事をと鵜の目鷹の目で探しても、ない時はないのですね。風がなくて、ほんとうに静かな湖みたいです。遠洋から帰港したマグロ船、造船所で修理中の船、そして水揚げ中の船、、、。

 たった一羽の海鳥も心なしか寂しそうです。

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seiko

2007-01-17

亥年の珍味・野菜編その2

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 またまた亥年珍味シリーズです。カボチャ入りのお赤飯と見間違うほどそっくりですね。

 何が原材料か?というと「カブ」と「小豆」と「もち米」。え~ッ!それって何?って聞こえてきそうです。

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 それがこれです。「矢越かぶ」といいます。元をたどれば一関の室根矢越地区でしか栽培されておらず、郷土料理に使われていたそうです。いつの頃からか大島でも栽培されて、ご馳走になってはいました。現物でもらってビックリ仰天。なにせ、あざら以上のマニアックさ。となり町の特産なんですけどね。

 持参したhirokoさんは、貰ったものの作り方は不明と言います。

 ネットで調べたらありました。矢越カブの「かぶ蒸かし」。

 見よう見まねで、美味しく出来ましたよ。

seiko

2007-01-16

亥の年の珍味・魚編

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 seikoさ~ん、揚げすぎだよ~って言われそうな位のこんがり君は、大っきな真カレイの通称「ビレンコ」。

 さばきたての生を頂いたので、片栗粉をまぶして唐揚げにしたものの、太い骨は硬くて食べきれませんでした。完食できなくって悔やんでいたとき、「干してからやってみよう!」と思いついて、hideかっちゃんに戻しました。カラスに狙われずに上手く干すのは難儀な我が家ですのでネ。魚屋さんにお願いしました。

 その後、音沙汰が無いので「面倒くさいから捨てたんでない」なんて勝手に想像して、すっかり忘れていました。

 10日は干したんでしょうか。

 美味しいほねせんべい出来ました~。干した人を差し置いて、食べてしまってゴメンナサイ。

seiko

河原田ライブカメラ

BBっといー東北