さい銭と損害保険
消防話その一。
東京のある有名なお寺では、その年に集まったさい銭がまるまる火災保険の掛け金になる。その額2000万円前後。損保会社に勤める友人は初詣シーズンが終わるやいなや、集計機を携えて勘定しに行っていた。年間の掛け捨て保険料が2000万円なんてすげー、儲かるだろうと言ったら、
「バカ言え。燃えたら天井なしだ。会社がぶっ飛ぶ。」
と言っていた。どうやら災害や盗難を含めて再現できるまで補償するらしく、実際に燃えてみないと算出できないという。損保会社にしてみれば燃えないことをひたすら祈るのみ。そう考えると2000万円は破格なのかもしれない。
それにしてもさい銭が掛け金になるとは、世の中うまくできている。
消防話というより、保険話でしたね。
KENJI
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