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2008-01-28

未熟ウーと成熟ウー

 ずっと放っぽらかしにしていた気仙沼弁すったのはげだのを更新しました。

 今回は羨望と嫌悪と同意が一緒くたのウー。気仙沼弁というより「気仙沼人の発音」と言ったほうが正しいかもしれない。

未熟「ウー」…他人をうらやむ時。

成熟「ウー」…強い同意をあらわす時。

 詳しくはこちらで。

KENJI

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コメント

面白い解説に、、、思わず、、、んうー。

先日の集まりで「ダンポさん」が何人かいたのですが、さてさて「ダンポ」とは如何に書くか?と論議になり、、、宿題になりました。(笑)

>seikoさん
それはそれはありがとうございます。
ダンポさんについて、ネット内だけでですが、以前調べたことがあります。
(1)庄内地方ではお父さん
(2)宮城県南では主人
(3)むかし足軽が住んでいた米沢市五十人町は別名ダンポ町と呼ばれている

刀をダンポと呼んでいた(らしい)との情報もあり、類推するに「銃刀を扱う男」がダンポになったのではないでしょうか。それにしてもダンポはドイツ語だの、中国語の「男宝」だの、いろんな情報がありまして、真相は定かではありません。

こんばんわ。
「だんぽサマ」といえばお巡りさんのことですよね?

先日「あそごから、よぐ道路さ、べゃ~り、ではって来る人いっから」って言ったら「“べゃ~り”なんて懐かしいなぁ」と言われてしまいました(^_^;)

あと「ごねんさま」はどんな意味で使われますか?高田では「ありがた迷惑」の意味で使うことが多いですが・・・。

何もすることがなく、どこかさみしい時に「と~ぜん」と言うのは、これは「徒然草」の「徒然」ということから始まっているそうです。

元々方言というのは、大昔(平安時代とか)は中央政府が使っていた言葉が地方に残っているものだとする説があります。なので「と~ぜん」という言葉は、九州地方でも未だに使われている言葉だそうです。けっこう北と南で共通する言葉があるようです。

標準語と方言。美しい日本語=標準語?

大学の恩師が来高した時に、その恩師を自宅に招いたときがありました。平凡な家庭に大学教授をお招きするということは、我が家にとってはかなり大騒ぎな出来事でした。母は緊張しながら慣れない標準語でそつなく応対しておりましたが、後から現れた祖母が「なんとなんと、よぐござりゃした。」と深々と頭を下げ、しばらくの歓談のあと「ほんでぇぁ、まず、どうぞゆっくりしてってくんなはりゃせ」と茶の間から離れていったとき、田舎言葉ではありましたが、その言葉の余韻がなぜか長い間私の耳に漂いました。あれと同じことを標準語では言い表せるだろうか?今となっては、あの祖母の放ったもてなしの言葉ほど美しい日本語は無いのではないか?と今では思っています。長文失礼しました。

>リアスの汽笛さん
そうです、警官です。
「べゃ~り」は何でしょう、突然に、という意味でしょうか。気仙沼だと「びゃっと」かもしれません。

菓子袋ばビャッと開ける
(菓子袋を後先考えず開ける→菓子を撒き散らす)

道路さビャッとではる
(道路へ確認せず飛び出す→車に轢かれる)

というように、その行為後に起こりうるアクシデントを「ビャッ」で表しているように思います。それにしてもそんなに離れていないのに、言い回しが違うんですね。ケセン語の発祥、大船渡だとまた違った言い回しになるんでしょうか。興味津々です。

それから「ごねんさま」「とぜん」も言ったようですが、僕の世代ではほとんど使いませんでした。ありがた迷惑に近いのですが、余計なお世話は「クマンツァン」と呼ばれました。

東北と九州で似た方言があるとは驚きですね。おっしゃるように、いにしえの言葉が廃れずに残っているのが方言なのかもしれません。

お祖母様の話を読んで、とても心のこもったおもてなしをされたと思いました。使い慣れない標準語より、心のこもった自分の言葉で話す方が相手に通じると思います。ミャンマー人にビルマ語でお礼を言われた時気づきました。単語や意味が分からなくても、心が通じればそれでいいんだと。標準語だろうが方言だろうが、自分の言葉で話したいと思う今日この頃です。


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