気仙沼弁オノマトペ
気仙沼弁は擬態語も擬声語も豊富だ。それだけで通じるか考えてみた。
洗濯物、ばふらばふらすてきた。わらわらどいんながさ入れる。がふがふの靴で屋根さあがったっけ、はかはかどなったけんとすかすか直すた。
台風襲来前を想像できたであろうか。「風でみだれる洗濯物を急いで取り込み、大きめ靴で屋根にのぼり、心拍数があがったが手際よく修理した」といったところだろう。
ほかにも「ばんがばんが」「ほぎほぎ」「かやかや」「いかぽか」「よかまか」「めたらくたら」「ぺたらくたら」などがある。これらを発音しながら、あることに気づいた。
母音のア[a]で終わるのがほとんどだ。
母音のアを発音をすると、舌がうしろに下がって、のどが開いた状態になる。いわゆる後舌母音というやつだ。実際に試してみてほしい。舌がうしろに盛り上がりつつ、のどは開いているはずだ。それにしてもなぜこうも[a]ばかりなのだろう。たまたまなのか、言いやすいからなのか。
母音[a]の多用は気仙沼弁の特徴なのだろうか。詳しく調べてみたい。
KENJI
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