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ペンシルバニアの田舎道を走りながら、屋根付き橋を発見。川にまたがる牛舎みたいです。屋根付き橋はカバード・ブリッジ(covered bridge)と呼ばれ、たぶん重量制限があるからでしょう、地図に牛小屋みたいなマークが付いています。
140年前にできたこの橋は基礎とボルト以外すべて木製。降雪地帯であるのと、腐食に強い木が少ないことから東海岸には屋根付き橋が多く、屋根や側板をふきかえて橋げたを守るのだとか。
中はただの橋げたでなくトラス・アーチ橋でした。もちろん底板も木製で、すき間から川が見えます。相当頑丈に作られていて、歩く位ではミシリとも言いません。SUVも難なく通っていました。調べたら橋梁技術は紀元前4000年のメソポタミア時代からあって、米国では19世紀初頭に木製屋根付き橋が出現したそうです。いつの時代も橋を架けるのに一生懸命だったんですね〜。
川底からみた橋げた。梁も店米山武より薄いです。
完成当時、喜々として渡ったであろう140年前の人たち。昔も今も「つながる」ことへの想いは変わらないのだなと思いました。
KENJI
こないだ帰省したとき1時間ばかり北上大橋周辺を散策。いつ見ても美しいですね〜。橋梁建築的には「3径間連続ブレースドリブ・バランスド・タイドアーチ橋」というらしいのですが、ヘビの抜け殻のような形がたまりません。同じ形をしたシドニーのハーバーブリッジは登れるんだとか。うらやましい。
歩道にはベンチも備わっています。知ってました?
こうやって見上げるとニューヨークにあるクライスラービルの塔屋みたいです。
向こう側がかすかに見える、このわくわく感がたまりません。
KENJI
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