しっとりにうっとり
荷物だけ帰省した今年の正月。手ぶらで帰京する算段でおみやげも取り寄せていたのでますます悲しくなる。まあ、近いうち帰りますんでよろしくお願いします。
で取り寄せた砂田屋の酒ケーキ。盛岡の友人からお歳暮でもらい、すっかりとりこになってしまった。純白のカステラに日本酒シロップがたっぷりしみ込んだ、和風ブランデーケーキといったところだ。ご覧の通り自重に耐えきれぬほどしみ込んで、立てるとくねっと曲がってしまう。切り口はまるで樹液がしみ出たみたいにキラキラ光っている。カステラの倍はありそうな比重。口の中に入れると、ふわふわ感がありながらしっとり感とじゅわっと感がおとずれる。なんて言うのでしょうこの感覚。お煮しめでだしを吸った凍み豆腐、いや違うなあ。洗剤を吸ったスポンジ、いやいやもっと違う。強いて言えばきめの細かいブランデーケーキといったところか。粉っぽさがなく、干からびた感もない。かといってプリンみたいでもない。とにかく口の中で溶けていくのだ。うまく表せないのがもどかしい。
結局なにが言いたいのかといいますと、この酒ケーキ、掛け値なしにうまいのです。
うまいと言わずにどこまで書けるかやってみたけど、やっぱムリだあ。
砂田屋の「酒ケーキ」
www.sunataya.co.jp
KENJI
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