スローな食に、スローな家。

出船送り

 

　遠洋まぐろ延縄（はえなわ）船「第38昭福丸」が、約1年の航海に出ました。

 

　岸壁では「八幡太鼓」のジュニアメンバーが演奏をしています。大漁と航海安全を祈ってどんがらどんがらと。威勢の良い響きにわたしも大漁気分です。（笑）このジュニアの皆さんは今週末、上海万博に招かれて演奏を披露するのだとか。その曲のお披露目もあり、さらに盛り上がりました。

 

　今回の出船送りを企画したつばき会の皆さんがビニール袋を抱えています。中身は何だか？気になり望遠で狙いましたが解りません。でも後で謎はとけました。

 

　5色の紙テープが見送りの人々と船を繋ぎます。

　そう、彼女たちの袋には紙テープが入っていたのでした。

 

　出発のテーマソング「軍艦マーチ」が鳴り、、、

　「頑張ってこ～よ～！」

　「怪我すんなよぉぉ～」

　とそれぞれ声を掛けています。そんな様子を見ていたら、何だか涙が浮かんできて、近くに知り合いがいなくて良かった～、と。

 

　盛大な出船送りが終わったあと、親子が小さくなってゆく船をいつまでも見送っていました。ご家族が乗っていたのでしょうね。

　航海の無事と大漁を祈っています〜！　

seiko

目出鯛&よろこび鯛

 

　特に慶事があったわけではありませんが、友人から「酒蒸しか鯛めしにでもして」と頂きました。“めでたい”より“食べたい”が先行する我が家にあって、、、だし昆布とタレが付いてたので「鯛めし」に変身です。

 

　鯛までは炊飯器に収まらないので土鍋で炊きあげました。熱々のうちに骨を取り除き、まぜまぜ。

　針生姜をのせて「いただきま～す！」

　これはごはんがすすむ君、みんな無口です。（笑）

 

　それと、魚の形をした小骨があると聞き、ウォーリーを探せ、、、ならぬ鯛の鯛を探せ！

　で、めっけ！

　身に着けていると幸運になる、、、らしい。

　たくさん集めて、人目につかぬように7つの橋を渡り願い事をすれば、叶うといいます。

　ってほんとかな？（笑）

seiko
   

釜揚げしらす

 

　熱々のごはんを少なめに盛って、ヘラで地ならし。

　そこに釜揚げしらすをてんこ盛り。醤油がごはんの蒸気でほんのり香ります。

　今朝、今季初の水揚げがあったようで、ようやく地物が出回ってきました。待ちに待った春到来と言いたいところですが、例年にない寒暖差にうんざりの日々で、桜の開花も足踏み状態。

　桜前線さ〜ん、早く来て〜！

seiko

春のささやき

 

　「春が来ましたこんにちは」と咲いて、秋に「冬が来ますさようなら」と散っていく十月桜。

　名前のとおり二度咲きで、淡い色合いが何とも優しい気分にさせてくれます。春の方が待ちどうしい分嬉しさは倍？かな。毎年、ソメイヨシノより少し早く咲き出します。

　昨春、地植えして大きく育てようと目論んでいたら、

「始末におえなぐなっつぉ！」と日曜庭師にとがめられ、、、泣く泣く鉢植えに。

　それが功を奏して、、、持ち運んでお花見しています。

　十月桜の近くでは、春蘭が咲き始めていました。

「おばちゃん、寒くてわがんね。枯葉かぶせでけらい！」

　な〜んて、わたしの気持ちを春蘭に語らせてみました〜。

seiko 

春の訪れ

 

　♪しらかば〜　あおぞぉ〜らっ　み〜な〜ぁみぃか〜ぜ〜

　といえば『北国の春』。

　あの丘にやっと「こぶし」が咲き出しました。（笑）

　4月に入って暖かくなったと思ったら、冷たい雨が降ったり、今日にあっては暴風だったり、何とも不安定です。

　こぶしの木を見上げては、

「ハァ～。まだですか。だめですか。そりゃ寒いもんね」とため息まじりの数日。

　今朝、強風にあおられてヒラヒラ揺れていました。何とも頼りなさそうです。

　

　でも見上げると、朝日を浴びた花びらが凜と光っているように見えます。青空に映えて、凛とした気分になりました。

　レンギョウや雪柳も、遅れてなるまいとつぼみを膨らませています。

　そして間もなく図書館前の桜が春爛漫へまっしぐら。

　足元の土手にはヨモギ、カンゾウ、ノビル、土筆が「見て見て！」と言わんばかりに顔を出してきました。

seiko