マンハッタンで40年暮らす日本人が言うには、ここ10年で日本食レストランが爆発的に増えたという。日本食をアレンジしたフュージョン料理(多国籍料理)を含めるとその数1000店近く。その理由のひとつに、昔は松竹梅ぐらいしかなかった日本酒が今では何百種類と入ったことにある。ボランタリー組織の日本名門酒会が試飲会を開き、日本酒もワインと同じように蔵元や醸造方法によって味が違うことをPRし続けたことが功を奏したわけだ。今では日本食レストランはもちろん、フレンチレストランでもメニューの一角を占めるようになった。
先日、とある高級店で720mlの銘酒が500ドルだったのに驚いたら、「手頃じゃないか。こっちのを見てごらん」と渡されたリストには5000ドル級のワインが並んでいた。ワイン1本に5000ドルも出すなんて僕には考えられない。誰が頼むんだろう。たぶん大富豪なんだろうな。と想像したところでふと気づいた。今の日本酒ブームを支えているのは富裕層であって、世界的な日本食ブームも「富裕層の間で」の但し書きがつくのではないかと。
ものは考えようで、日本で高いと思われがちなものでも、視点を世界に向ければ売り先はまだまだあるのだと思った。
KENJI
日曜夕方からニューヨークへ来ています。今回は取引先がクローズするということでその手続きに。これで頻繁に来ることもなくなるのかなとちょっと残念ですが、ま、また何かあるでしょう。それにしても暑い!昨日は18度。しかもアパートの中は法律で義務づけられた集中暖房が止まらないので、もっと暑い。窓を開けてクーラーと扇風機をまわしてしのぐという、せっかくモモヒキだのコートだの重装備してきたのに無駄になりそうです。天気調べてから向かうべきだった…。
ところで上の写真は地下鉄にあった警告ポスター。深夜、走る車両の上に飛び乗ってサーフィンしたり、扉にぶら下がる若者がいるという。どうやら最近の度胸試しらしく、トンネルの手前まで行ったとか、駅員に追っかけられたが逃げ切ったとか、そんな武勇伝を自慢し合って友情を深めるのだとか。こないだテレビでやっていて、ああこれかと思いながら写真に納めた。ポスターにはスペイン語で「この乗車があなたの最後の乗車になるでしょう」みたいなことが書かれてある。ただ、こんな向こう見ずなチキンレースをしているのはごく一部であって、ほとんどの若者は関係ない。おばあさんや子供を抱える母親がいれば席を譲るし、本を読んだりipodを聴いたりして静かに乗車しているのがほとんどだ。
でもこれ、中に貼っても意味ないんじゃない?彼らは外にへばりついてるんだから。
KENJI
神戸に留学経験があり、北東部に住むアメリカ人と電話で話した。
僕「オバマすごいね~。こっちでも毎日ニュースで放送されてる。」
友人「そうそう。今冬は寒いと聞きました。雪すごいでしょ。」
僕「ハァ?」
どうやら福井の小浜と勘違いしたらしい。
ちなみに気仙沼にあるホルモン店「小浜」はコハマと読みます。
KENJI
当店など、被災した内湾地区の国登録文化財は次の団体・企業のご支援で応急修理が進められています。世界各地からのご支援に深く感謝申し上げます。
文化財保護・芸術研究助成財団
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気仙沼風待ち通信 2013年2月号(PDF) |
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