ちょんてられない
友人の結婚式で帰省して、町を歩いていたらあちこちで声をかけられた。魚屋のおじさんは「どごで?あぁプラザか。鯛出っから。俺が焼いだんだもの。」と言われ、呉服屋のおばさんは旦那さんがカトリック教会で司会すると言う。式前に出席者や献立を知ってしまう。なんか町を挙げて祝っている感じがして嬉しくなった。
僕はカメラ係を買って出た。というのも、ちょんてられないから。じっとしていられないのだ。座って祝うのが苦手というか、祝うなら何かしたくなってしまう。30分もすれば誰の席か分からなくなるのが気仙沼の宴席。なら最初から動き回ろうかと。
おかげさまで色々な表情が撮れた。お色直しの時、車椅子のおばあちゃんが新郎の腕にすがって皺を目一杯寄せていたり、新婦が手紙を読んだ時、新婦母が背を向けて泣いていたり。立派な写真はないけれど、すましていない普通の喜びが撮れたかなあと自己満足している。
それはともかく、T君Mさん、おめでとう。これからもお幸せに!
KENJI
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