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33 posts from 2005年12 月

2005-12-24

歳末のひとこま

Huyu_120  白鳥がお尻を上げてエサをとっています。華麗に飛ぶ姿とは違う珍光景に口あんぐり。昨日、seiちゃんを連れて大川の白鳥に会いに行ったときのひとこまです。

 持っていったパンくずに一番先に反応したのはカモメでした。大島航路のかっぱえびせんの餌付けで人慣れしているのでしょうか。その後からいろんな種類の鴨達が、最後に白鳥が用心深そうに集まってきました。

Huyu_097 手持ちのエサもなくなって帰ろうとした時、本日の餌付け担当がやってきて、バケツに入ったモミや青米をザァー、ザァーと撒き出しました。そしたら90羽余りいるという白鳥とその何倍もいる鴨たちが一斉に集まりだして、いも洗い状態になりました。そのうちの何羽かの白鳥が逆さもぐりをして食べていました。こういうとき首が長いとトクですね。自らの特徴を存分に発揮して悠々と食事していました。私たちのエサはほんのおやつ程度だったかもしれません。

 寒いけどホットなひと時でした。

seiko

2005-12-23

湾東を歩くその3

Dock  湾奥にある造船所でメンテナンス中の船を見つけた。マグロはえなわ漁船だろうか。船底から見上げると迫力があって、ご覧のようにトラックがミニカーに見えてしまう。それにしてもどうやって陸へ上げんの?横風で倒れるんでないの?船底はなんで赤いの?次々と疑問がわいてきた。そのうち地下鉄漫才が脳裏に浮かんで、春日三球が「考えると夜も眠れませんね~」と語っている。誰かに聞きたかったが休業日のようで入口にはロープが張られて人影はなく、吹雪も強くなってきたのですぐに立ち去った。

 迫力の余韻に浸りながら歩くこと数分。今度は『おいらの船は300とん』が浮かんできた。『港町ブルース』と並んで、気仙沼では定番の宴会ソングだ。1975年にリリースされたこの曲は、遠洋で暮らす漁師の心情を七五調の歌詞で表した演歌である。最後の5文字を「け~せん~ぬ~ま~~ アーエンヤコラセー エンヤコラセィッ」と歌って締めるのが気仙沼流で、人体オールや漕ぎ手のおまけもつく。

 それにしてもなぜ遠洋船は300トンなのか。調べてみると船舶には総トン数によって乗組員に必要な資格が変わり、その境界が300トンのようだ。300トン以上と以下では、船舶職員法だの海上人命安全条約だの水先法だのと海事法での扱いが変わる。だから300トンぎりぎりで建造するのだろう。進水落成記念の記事を思い出すと、たしかに295トンだとか297トンという仕様が載っていた。『おいらの船は295とん』じゃ語呂が悪い、『おいらの船は300とん弱』じゃ力強くない。歌にするなら300トンが丁度いい。

 なんて書いていくうちに、総トン数はどうやって測るのか気になって調べたら、情報満載のページを見つけたので、そちらをどうそ。

船の豆知識

KENJI

 湾東を2時間弱。変化に富んだ景色もさることながら、海と人の関わりも存分に味わえる散歩でした。(おわり)

2005-12-22

ゆで豚

Ryouri_334  ときおり、奥薗壽子さんの楽チン家庭料理をまねて悦に入っています。慌しい年末はホント大助かりで、夕食後に「ほったらかしゆで豚」を作ってみました。

 つくり方は超簡単でした。
(1)豚ロースに少し多めの塩をまぶす。
(2)ポリ袋に入れてもむ。
(3)そのまま常温で1時間放置する。
(4)土鍋に豚と水を入れて火にかける。
(5)あくを取りながら沸騰させる。
(6)弱火で5分煮る。
(7)火を止めて蓋をして30分放置する。

 2本でも手間は一緒です。1本目は辛子醤油かポン酢で食べる。2本目は再びポリ袋に入れて、醤油とみりん、ニンニクのすりおろしを入れて、もみながら空気を抜いて密封する。明日には味がしみて焼豚のようになる、はずだそうです。ゆで汁にも様々な具を入れてスープとして応用できるみたいで、さあ明日からの数日間、ゆで豚三昧ですヨー。

seiko

2005-12-21

ブログ・オン・ファミリー

Blog_on_business  年末に刊行される『ブログ・オン・ビジネス~企業のためのブログ・マーケティング』(日経BP社/1500円)で、巻末の一覧で紹介されます。店米山武へ届いたメールによれば、ブログ名とURL、トップページ画像が掲載されるようで、名だたるサイトと一緒に紹介されるとは光栄です。思わぬ知らせに喜びも戸惑いもこえて、eiko婆は日経新聞に建物が載ると勘違いしています。もっとも僕の説明が足りなかったかもしれません。それにしてもどのジャンルに当てはまるんでしょうか。ビジネスでなくブログ・オン・ファミリーのような気もしますが、強いて言えば関係性の強化といったところでしょうか。内部でも、外部とも。

KENJI

2005-12-20

湾東を歩くその2

Kogoshio_ohi  気仙沼湾の東側にはお屋敷が多い。道沿いを歩いているだけで3軒くらい新築中の家があったし、本当に慢性的な不景気なのだろうかと思ってしまった。たぶん不景気というより、高度成長期のような活気はないと言った方が正しいのかもしれない。豊かな生活を送っているのが垣間見えて、道路の先には自家用であろう船が係留されている。窓から竿をたらして釣りができそうなくらい海と隣接している家もあった。実写版『釣りバカ日誌』だなあと船で通う浜ちゃんを想像していたら、立派な門構えのお屋敷をみつけた。小々汐大家(こごしおおおい)と呼ばれる旧家だった。

 撮影許可を取ろうと玄関を開けると、梁も柱も黒光りするほど年季が入っている。奥様らしき方が「200年住んでますんで」とおっしゃっていた。おびただしい地震に遭って、チリ地震津波では冠水した。それでもびくともしないのだから、昔の建築技術は侮れない。内部についてはmayamiさんのレポートをどうぞ。

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河原田ライブカメラ

BBっといー東北