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こないだの未熟ミニトマトは、悩んだ末ジュースとサラダに使ってみました。それとスープにも試してみました。旬の白菜とカリフラワーをコンソメスープで煮込み、その中にスライスしたトマトを入れました。途中いただいた牡蠣が冷蔵庫にあったのを思い出し、小分けして左の鍋には牡蠣を、右の鍋にはポーチドエッグを入れて、最後に豆乳と塩コショウで仕上げてみました。トマトの酸味がアクセントになって、さっぱりさとクリーミーさが同居しているような感じです。煮込みすぎると豆乳の脂分が凝固するかもしれません。 昨日の「夜の牛乳」に続いて海のミルクに畑のミルク。このスープは「昼のミルク」かな、、、と想像していたらfumihideが一言、「洋風あざらだっちゃ。」 |
通称「夜の牛乳」をおすそわけでいただきました。特区が認められたとはいえ載せるのどうしようか迷いましたが、嬉しいのでええい、載せちゃいます。お酒好き一家にはたまりません。ダメと言われると余計に興味がそそる子供みたいに、昼間からグラスに注いでは色や香りを眺めて日が沈むのを待っています。それも全員で。
以下eikoばーちゃんの想い出話です。
昭和17年冬のこと。生家の小野田へ出かけた父masakichiは、おみやげのどぶろくを大事に抱えて帰宅しようとしました。東北本線に揺られて塩釜駅まであと30分、久しぶりに酒にありつけると一息ついた瞬間、「ポーン!」とシャンペンのように栓が飛んで噴き出したそうです。帰るなり「おら、おしょすがったー」と頭をかいて、母utakoが呆れていた姿を今でも思い出すと語っています。どぶろくだって生き物だもの、密閉されて揺られて人肌で暖められたらガマンならなかったんでしょうね。
この手づくり感と背徳感がより一層味わい深くさせてくれるのかもしれません。いつの時代も変わらないなあ、なんて思いながら日没を待っています。
seiko
今年の世相漢字が発表されて、テレビで「今日を漢字一文字で表すと?」の質問にアナウンサーがすかさず「寒!」と答えていました。全国的に冷えっぱなしですが、気仙沼も例外でありません。いつもより寒いし雪は積もるし、今朝は氷点下4度で明朝はもっと下がるそうです。日中もなかなか気温が上がりません。寒くて外に出るのが億劫になりそうな位です。
意を決して行った先は店の向かい。魚町1丁目商店街の南向きは午前中から日が差しましたが、向かい側は午後になってもなかなか融けません。ご覧の通りアイスリンク状態で、皆さんちょこちょこアヒルのように歩いていきます。開店中の店の前は手入れが行き届いているんですが、閉店中の店が増えて歩きづらくなってしまってごめんなさいね。
今年一番の寒さを感じながら、童話の『北風と太陽』を思い出したり、暑い!寒い!は人間の勝手なのかなと考えたりしています。
seiko
当店など、被災した内湾地区の国登録文化財は次の団体・企業のご支援で応急修理が進められています。世界各地からのご支援に深く感謝申し上げます。
文化財保護・芸術研究助成財団
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気仙沼風待ち通信 2013年2月号(PDF) |
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