喜びの共有
fumihideの受章と就任のお祝いがあり、こないだの懇親会みたいになるのはある程度予想できた。が、まさか僕がマイクを持たされるとは。といってもしっちゃかめっちゃか宴会だ。席次はあってないようなもの。自分のグラスがどれか分からなくなる。もう誰も聞いちゃいないだろうと腹をくくって、fumihideの同級生に混じって「おいらの船は300トン」を歌わせてもらう。
fumihideは昭和22年生まれ。マンモス私立でもないのに中学の同年生だけで700人もいる。どの家庭もひもじかった時代、家へ帰れば兄弟がわんさか、学校へ行けば黒山が教室を埋めつくした。それだけに生存競争も激しかったと聞く。そんな激戦を通り抜けた強者だからなのか、仲間がたまたまそうなのかは分からないが、みなキャラが濃い。親分肌もいればいじられキャラもいるし、実務派も猪突猛進型もいる。自己主張が激しいように見えて最後はひとつにまとまる。そして圧力団体と化す。
今回、その同年生の皆さんが幹事になって催してくださった。「ケンジな、おまいの父ちゃんがこうなって俺もうれしいんだ。」と口々におっしゃる。何とありがたいことだろう。栄誉そのものよりも、こうやって喜びを共有できる人がいることに価値があると思った。
KENJI
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