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雑誌『イラストノート』で6ページにわたって、奥原しんこさんのアトリエや作品一覧、プロになるまでの道のりが紹介され、記事はイラストレーターを目指す人向けに構成されていた。かいつまむとOL時代、公募で落選が続いたが描きたい熱意が衰えず、11回目で入賞してチャンスをつかむ。その後、勢いで退職したものの生活できるほどの依頼がない。ところが貯金を使い果たす前にどうしても行きたかったヨーロッパへスケッチ旅行へ出かける。その大胆な行動が好転に結びつき、今にいたる…、ちょっと端折りすぎたけど、こんな内容だった。
記事を読みながらふと思い出した。
10年前、奥原さんの入賞作品を観に行った。たしかリクルートのギャラリーだったと思う。5人の審査員の寸評が大絶賛かみそくそかに分かれていた。審査員Aは「これまでにない秀逸作品」、Bは「汚らしい。私は評価しない」とさんざんだ。審査員のコメントをパクってお祝いしようとした僕は、どう述べたらよいのか迷ったのを思い出した。何て言ったかはっきり覚えていないけど、多分僕のことだから、いろいろ評価されて大変だねぇ、とでも言ったと思う。その時の奥原さんの返事を今でも覚えている。
「わたし、コラージュで一生やってくって決めたの。」
人になんと言われようがやる。一晩中眠くならない、だって楽しいんだもの。いらない包装紙あったら作品に使うからちょうだい、たしかそんな話が続いた。彼女の頭上から光線を放って空に突き抜けたと言ったら大袈裟だけど、水脈を掘り当てたようにストーンと突き抜けて何かがあふれ出ているように見えた。
ところで雑誌の見出しにはこう書かれている。
「可憐な姿の根底に潜む、揺るがないポジティブなエネルギー」
10年前と変わらないどころか、さらにパワーアップしていた。
KENJI
今年もみなと祭りの翌日に奥原画伯のお絵かき教室開催!南町と魚町のチビッコたち、夏休みの宿題は奥原しんこ先生に助けてもらおう!詳細は三陸新報に載ると思います。
「つるうめもどき」を漢字で書くと「蔓梅疑き」。
今年もいっぱい実って、日に日にいい塩梅に膨らんでいるのを見つけました。葉っぱは穴ぼこだらけですが、秋になって実が黄色になったらどっちみち無用の長物で取ってしまわれる運命だから、、、いいけども。
今年初めて知ったこと、雌雄異株だということ。なぜ気が付いたかというと、あちこちに絡み付いているなかで、実をつけてない木があるので不思議に思ってGUNさんに聞いて解ったのです。なるほど納得、雄株の葉っぱには虫がついてない、、、よ。そんな感じ(笑)
鳥が運んだらしいマユミの木もなかなか実がつかない、、、と言ったら「それも雄株!実生からだとやっぱり雄株が強いの。増やすなら挿し木」だって。
あ~ぁ。難しい!
seiko
実際は「かますの稚魚」がおすそ分けでやって来ました。
珍しいことです。おすそ分けが、でなくて、この辺で獲れると言うことが、、、。
海流の異変でしょうか?何だか心配になってきましたが、食欲がそれを払拭してしまいます。こんだけ小さいなら何にして食べようかなぁ~ってね。しかも10cm前後なので、よほど切れる包丁でないときれいに仕上がらない感じです。捌いていると、胃袋には一丁前に小女子のようなのが入っていました。作業が細か過ぎて飽きてきそうなので、「これがほんとの食物連鎖~♪」なんて気を紛らしながら、、、。
天婦羅とすり身汁になりました。
あと一品は頭をつけたままはらわただけとって一夜干しにしました。
あ~、美味しいものへの道のりは遠かった~。
seiko
当店など、被災した内湾地区の国登録文化財は次の団体・企業のご支援で応急修理が進められています。世界各地からのご支援に深く感謝申し上げます。
文化財保護・芸術研究助成財団
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気仙沼風待ち通信 2013年2月号(PDF) |
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