前浜ものの鰊
前浜ものの「鰊」。近辺の定置網にかかったニシンです。友人のHPでも紹介されていました。
ニシンといえば小骨が多くて食べにくいイメージですが、なんのなんの。獲れたては身がやわらかく、三枚におろして皮を剥いで刺身でいけちゃいます。骨切りもしていません。根生姜に醤油でご飯のおかずに、ぬる燗で、冷酒でと一人じゃ大変だわね。
seiko
気仙沼のあたりでは、とっくに山菜は終わってしまいましたが、八幡平で仕事をしている姪っ子から初春の山菜が届きました。
シドケにコシアブラは知っていますが、右端はヨブスマソウ、通称ボウナというそうです。食べたことがありません。茹でてさっとさらしておひたしやゴマ和え、味噌和えなどにするようです。あまり知られていないけれど隠れた実力者だそうで、食べてびっくり、ウドとシドケを足して2で割ったような香ばしい風味が広がりました。
八幡平の山中で、目覚めたら一気に伸びるのでしょうね。大きさの割には柔らかい感じです。シドケは甘酢、アブラッポは天ぷら、ボウナはシンプルにお浸しにでもしていただきました。森の恵みを再びいただいて、うきうき心躍る午後です。
姪っ子からメールが来て「山賊の血が騒ぎます」だって。血は争えませんね。chiちゃん、ありがとう。
seiko
掘りたての筍に米ぬかを入れて茹でて、ちょっと水にさらして薄切りにしていただきました。これまで煮物や炊き込みにするばかりで、お刺身にするのは初めて。ワサビを利かして、いける。いける。やわらかさといい、シャキシャキ感といい歯ごたえと季節感がとてもマッチする逸品です。そこに冷酒があったらなおよろし、といったところでしょうか。
例年より生育が遅れ気味といわれ、今まさにあちこちからと飛び込んできます。友人に「いる~?」って尋ねると「食べるばりになってたら(食べるばかりに)」と言う。そうだよね、たけのこの下ごしらえは面倒くさいですものね。それに筍は掘りたてが一番で、放置するとストレスで苦味が増していくんだそうです。米ぬかは売るほどあるから(笑)、いただいたらすぐに茹でて、食べるの手伝ってくださる方へおすそわけしようと思案中です。
seiko
当店など、被災した内湾地区の国登録文化財は次の団体・企業のご支援で応急修理が進められています。世界各地からのご支援に深く感謝申し上げます。
文化財保護・芸術研究助成財団
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気仙沼風待ち通信 2013年2月号(PDF) |
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