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29 posts from 2005年11 月

2005-11-12

お煮〆

Ryouri_297_1  今日の祝いの膳に添えるために、昨晩お煮しめを作りました。もとはおせち料理のひとつだったようで、家族仲良く一緒に結ばれるようにとの意味があったそうです。ごぼうは根野菜なので一家の土台がしっかりするように、レンコンは極楽浄土の蓮から、さといもは親いもになると根元に子いもができてくるので、子だくさんの願いを込めてというように、何かしらの意味が含まれていました。我が家のお煮しめは加えて大根、人参、筍、椎茸、昆布、こんにゃく、だしに鶏肉、ささかま、さつま揚げとごった煮状態です。意味を込めるなら、すくすくと健康でお通じのよい関係を、ということでしょうか。一晩じっくりと味を染み込ませます。

 我が家では来客や冠婚葬祭、運動会や学芸会の家族で重箱をつつく時の一品として定着しています。材料をそろえて、下ごしらえをして大鍋にドサッと入れてコトコト煮るだけ。下ごしらえに時間はかかりますが、大鍋の底が見えた時にはしめしめ。喜んでいただいたのだなあと嬉しくなります。

 料亭のように一定の味が出せたらと思いますが、そこはアバウトに目分量と勘で味付けしています。特別な秘伝なんてありません。ちょこっと愛情?を振りかければネ。

seiko

2005-11-11

ふけ行く秋

Aki_153 カメラを持ち歩くことが日常茶飯事になっていましたが、また充電を忘れて昔のデジカメで撮りました。ちょっとピントがいまいちですが晩秋の様子が伝わるでしょうか。ここ2週間であっという間に冬支度、日毎初雪の便りが届くようになりました。ここ気仙沼もぐっと寒くなり、昨日木枯らしらしき強い風も吹いたので紅葉がだいぶ落ち葉になってしまいました。

 今日は小春日和です。早く撮らないと気づかないうちに冬になりそうですので、自宅近くの秋をピックアップしてみました。

 NTTアンテナのお色直しが終了間近のようで、上から徐々に姿をあらわしています。今年のどうだんツツジの色づきはあまり良くありませんでしたが、紅葉と無機質な鉄塔のミスマッチが面白くてアンテナを背景に撮ってみました。

Aki_145 この葉っぱは何でしょうか?もしかして山葡萄かな。そうだとしたら、来年は実らせて山ぶどう酒って手もあるなぁ。なんて。しめしめ。

seiko

2005-11-10

人生最大の勝ち組

Rainbow_bridge 昨日、お台場から芝浦まで初めて歩いてみた。

 実はレインボーブリッジには遊歩道があって、フジテレビ18Fの社員食堂から眺めていたら無性に歩きたくなるほどの好天で、1.7キロ、25分の小旅行を敢行した。入口で警備員がカウントしていたので、尋ねてみたら1日の通行量は冬季で平日50人、休日100人程度しかいないらしい。「僕のようにスーツ着て歩いている人はいないでしょ」と聞いたら、お台場に住むサラリーマンが通勤で何人か利用しているようで、日中はほとんどが観光客だという。実際、すれ違ったのはガイドブックを持ったペア2組だけだった。

 マンハッタンのブルックリン橋もなかなかだが、レインボーブリッジから眺める東京港も絶景だ。車の往来が少ない日曜早朝なんかいいかもしれない。頑丈なつくりに見えて、ダンプが立て続けに通ると側面の金網がピシピシと微かにふるえて路面がたわむ。モワンモワンとアクリル板に立っているような浮遊感を味わえるが結構こわい。ここで地震が来たら海面に叩きつけられるのだろうか、いやそんなやわな設計ではないはず、見出しは“レイボーブリッジから転落死”なのか、戒名に虹色居士なんてつけられたらどうしよう、と大袈裟にも死と隣り合わせの気分になった。

 渡りきって間もなく、明日はじいちゃんの誕生日だとふと思い出した。打ち合わせの最中、ホリエモンがお台場まで走る企画だった『25時間テレビ』で、遊歩道は夜間通行止で結局船で渡ったと聞いたのと橋上の意識が重なって、三途の川の六文銭、地獄の沙汰も金次第、でも棺桶までカネは持っていけないし、と考えていた。ホリエモンといえば今や勝ち組の代表だが、死んだら元も子もない。それにしてもじいちゃんの誕生日を目前に三途の川とは不謹慎だなと思った瞬間ひらめいた。人生最大の勝ち組は長寿なのだと。

 sakichi爺は本日で齢八十六を迎える。本人曰くあと30年は生き続けると鼻息荒く、はるか向こうに三途の川がある。というか、あってほしい。

KENJI

2005-11-09

あまい柿

Kaki 埼玉から柿一箱送られてきたので、枝についてた柿二つ三つえらんで描いてみました。色をうすく描くことはむづかしいものです。仲々思う様な色が出ません。あさひ鮨の社長のように描けたら最高です。

 最近はseiちゃんのおかげで大にぎわいです。今では朝のごあいさつ、それが楽しみです。大分食事の前のごあいさつもおぼえて、最後まで一緒に手を合わせております。

eiko

さんさ時雨

Sanmarakugo_004  民謡『さんさ時雨』は、当地方の祝宴定番ソングです。

♪さんさ時雨か 萱野の雨か
音もせで来て 濡れかかる
ショウガイナ
♪この家座敷は 目出度い座敷
鶴と亀とが 舞い遊ぶ
ショウガイナ

 一昨日の江戸落語会で楽しませていただいた三遊亭小円歌さんの色紙をmatsui会長が届けてくださいました。色紙では『この家座敷は』の歌詞が『この夜座敷は』に変えて、娘の出産で打ち上げを中座した私たちにぴったりだということで、小円歌さんとmatsui会長お二人の心づかいが嬉しくなりました。

 かなり昔々、昭和50年代初めのことです。「座興で民謡のひとつぐらい歌えないと」と意気投合して、fumihideは同級生10数名で民謡道場へ通ったことがありました。古町にあった佐藤桃靖先生だったと思います。一緒に通った仲間は柔道部だとかサッカー部だとか野球部だとか、それまで民謡と縁のない体育会系ばかり。そんな巨漢たちが正座して習っているのを想像すると可笑しくて仕方ありません。それで稽古の後は必ず飲んで(本人は復習と反省会を兼ねた会合と言っております)、千鳥足で♪ちゃぁ~ぐ ちゃぁ~ぐ 馬子が、、、♪と歌いながら帰ってきました。みな大男ですから音程はどうであれ声量だけはオペラ歌手なみで、自宅の100m手前から聞こえてきたこともありました。ジャイアンがいっぱいいるような感じでした。

 ご近隣の皆様、今だから告白します。夜9時のサイレンのあと、南町から煎餅坂付近で放歌高吟の輩はfumihideとその一味でございます。安眠を妨げてごめんなさいね。

seiko

河原田ライブカメラ

BBっといー東北