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舘山取水場の先は大川と松川川の合流地点で、むかし、といっても中世までこの辺が河口だったという。2月下旬の日曜日、松川から八瀬に向かって歩いていたら船団の汽笛が聞こえた。直線で5キロはあるだろうに、目の前を通り過ぎているみたいに明瞭だ。山あいなのに汽笛。鶴が浦を歩いたときもそうだった。
それはともかく、写真は平八幡神社の大サワラ。樹齢どのくらいなのだろう。大人3人が手をつないでやっと回る幹。床屋の看板みたいによじれる樹皮。深い皺。見上げると迫力がある。神社の脇をバイパスが走り、鎮守の森の3分の1が削り取られてのり面になっていた。文明と自然の境界線というか、この大サワラが防波堤になっているような気がする。
「大川を歩く」はこのへんでいったん締めます。中流、上流にもおもしろスポットがあってクレー射撃場、新月渓谷、前木不動尊と菅江真澄、室根山と熊野信仰…、想像しただけでもワクワクして、こんど帰省したら必ず歩こうと思います。
KENJI
まねっこ精神が頭をもたげると、やってみなきゃ気が済まないたち。昨夕テレビで「ささみのふわふわ揚げ」をさとう宗幸さんが美味しそうに作っていたのに触発されて「そうだ!塩ちゃんから貰ったボイルほたてがあったっけ。」
ボイルほたてを一口大に切って、長芋のすりおろしに小麦粉を加える。そこに大葉の粗みじんをいれて、スプーンですくって油で揚げるだけです。超簡単!フワフワをこえたホワホワ感が何ともいえず、白身の魚でもいいかなぁと感じました。
長芋と小麦粉の割合は?う~ん。適当、適当が私流。
seiko
ワシントン在住のテキスタイルデザイナー、菊地エミさんの展覧会へお邪魔する。絵染め「絹とバラの100彩展」、4月18日まで日本橋高島屋7階にて。
「バラのマークの高島屋」だけに会場と作品がマッチしている。それに独特のぼかし技法がエレガントさをより引き立たせるように感じた。パーティーで女性が羽織ったらたぶん、華やいだ雰囲気を醸し出すのだろう。僕には縁がないと思っていたら、ねずみ色の絹地に白バラ模様のネクタイがあった。勧められて合わせたら芸人みたくなった。人が服を選ぶのではなく、服が人を選ぶと痛感する。
てな話をしていたら、「ウルトラダラーが来たわよ、タケヤマさん」と言われ、振り向いたら手嶋龍一さんが花かごを携えてやってきた。瞬く間におばさんの視線が集まる。店員や通路にいたお客さんが「あの人NHKの人?」などと囁きあっていた。13日、八重洲ブックセンターでサイン会があるらしく、時間を尋ねた方に「ええと。マネージャーは僕の性格に気づいたようで、当日の予定だけ知っています。その日暮らしといったところですね」とこたえていた。それだけ引っ張りだこなのだろう。テレビと変わらないあの朴訥な語り口。芯からにじみ出る人柄。人気があるのもわかるなあ。手嶋さん初の小説「ウルトラダラー」は20万部を突破したという。
KENJI
当店など、被災した内湾地区の国登録文化財は次の団体・企業のご支援で応急修理が進められています。世界各地からのご支援に深く感謝申し上げます。
文化財保護・芸術研究助成財団
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気仙沼風待ち通信 2013年2月号(PDF) |
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