国道45号線を行く
思い立ったが吉日。帰省して朝3時半に目覚めてしまい、田野畑村へ行くことを決意。高速も一部できたし、この時間なら3時間もあればいけるだろうと思いまして。鹿折のバイパス入口から釜石市街まで一度も赤信号につかまることなく45号線を北上。2時間弱で宮古市内に到着した。
宮古以北の三陸海岸は初めてで、なるほど、北と南じゃ風景ががらりと変わるのがよくわかった。宮古の北、岩泉町小本で平地に出る。と言っても川をはさんだ細長い平地なんだけれど、くねくね山道ばかり走っていたので、平地にでた途端なんとなく開けているように錯覚した。そしてまた山道。たぶんこの小本地区を境に三陸は北と南に分かれると思った。山のせり出し方が違う。北は包丁で切られたような断崖絶壁。それに比べて南はなだらか、といったところだ。
で、小本を過ぎて最初の山道がすごかった。これで2ケタ国道かよと思うほど曲がりくねっている。それがこれ。国道で法定速度30km/hなんて聞いたことがないぞ。
しかも下り坂にはブレーキ制御不能に備えて待避所が3ヶ所、「落下注意」「スピード出すな」「大型車2速厳守」、ものものしい看板があちこちにあった。落石注意なら分かるが落下注意って…。でも谷底には落下した車が…。こわっ!
3時間強で目的地の思惟(しいの)大橋に到着。谷底から120メートルの高さにある逆ローゼ橋で、日本有数の高低差だとか。ちなみに水面から高低差日本一の橋は青雲橋(宮崎県)。田野畑村には他の谷にもかかる橋があって、ややややや、陸の孤島とはこういうことを言うのだと思った。この橋がなかった時代は谷に下りてまたのぼってたのを思うと、人智は素晴らしいと思う。橋ばんざーい。意味もなく10回くらい往復した。
早ぐ三陸道でぎでけんねがな〜。
KENJI
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