https://takeyama.weblogs.jp > 居酒屋せいこのレシピ

 気仙沼は坂の多い町だ。リアス式で山が海まで迫っているから平地が少なく、斜面を切り開いて家を建てる。例に漏れずフミヒデ・セイコの自宅も港を一望できる丘の上にある。ビルでいうと7階相当の高さだろう。大安の日曜日には大漁旗をたなびかせた遠洋マグロ船が軍艦マーチと汽笛を威勢良く鳴らしながら出航するのが見え、秋になるとサンマ船のサーチライトが我が家を照らす。
 この自宅もまた店舗と同じ昭和5年に建てられたもので、当時車社会の到来を予想できるはずもなく、公道から自宅にたどり着くまでは幅員1.5メートルの自家製の坂道だ。もちろん車など通れるはずもない。箱根登山鉄道のようにスイッチバックしながら登っていくのだ。
 そんな不便な場所なのに週末になるとフミヒデの友人が酒と肴を背負ってやってくる。それをセイコが料理する。セイコは栄養士だったので、自ら「居酒屋せいこ」と呼んで楽しみながら振舞っている。
 旬の食材をおいしく、楽しく、これが鉄則だ。春はタラの芽などの山菜てんぷら、冬はかき鍋やきりたんぽ鍋を囲んで談笑する。リアス式海岸の気仙沼は海の幸も山の幸も手が届く範囲にあるので、食材には事欠かないのだ。

絵/山下清「浜見山からみた気仙沼湾」(昭和43年)

ばっけの天ぷら&ばっけ味噌
春の味!メカブとろろ
れんこんの甘酢炒め
簡単!ふかひれ雑煮
氷頭なます
納豆入りキツネ焼き
かきの吟醸和え
豆乳鍋
かきの酒炒り
かぶら蒸し
まぐろ丼
のりの佃煮
大根とイカの煮物(
ごぼうと水菜のサラダ
カツオのあら汁
あざら
鱈のきく 白子天ぷら
麦とろ
気仙沼風きんぴら (たらこきんぴらごぼう)
イカの塩辛
かちわりとろろいも
かきのぬた
つめり汁(すいとん汁)
さんまのぬかづけ焼き
かぶ大根とめかじきの煮物
カツオ茶漬け
カツオの骨の煮つけ
たこめし
さんまのぬか漬け
なすピー豚肉みそ炒め
カスピ海ヨーグルト 秋味バージョン
さんまの炊き込みご飯
じゃがバターけせんぬま
さんまの昆布巻き
さんまのすり身汁
船場汁
さんまのぬた
さんまの佃煮
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